2009年4月21日火曜日

又平会(アサヒビール関西OB会)

*白衣を着ているのが店主・粟井賢司氏

大阪市福島区 国道2号線と浪速筋の交差点近くに酒房”又平”があります。ここの店主、粟井賢司氏はアサヒビールのOBです。スーパードライが発売される以前はアサヒビールは業績が悪く、他ビールメーカーと合併も噂される程でした。氏は業績の悪さを一身に受けて後輩を残して社を去られた熱血漢です。アサヒビールの、今の体質はスーパードライ登場前の人事配置です。社員の能力が発揮されない環境に思えてなりません。スーパードライを見ずに引退した人。スーパードライの恩恵に預かりながら旧態の仕事を続けた人、スーパードライの恩恵に甘えて諸先輩の苦労を前時代の遺物と思っている現役社員。麒麟麦酒がアルコール分0%のビールテイスト飲料を発売しました。商品自体は画期的なものではありません。若年成人のアルコール離れから時代を読み取りました。例えばゴルフやドライヴの時でも気軽にビール風味が楽しめる商品です。この商品は以前からありました。かって宝酒造は英国のバスピエール社の”バービカン”を、ダイエーも海外ブランドを発売。ホッピービバレッジは”ホッピー”という商品(アルコール分0.8%)で主に焼酎割りに愛飲されています。ローカル商品ですが大阪のサンガリアという飲料メーカーは”子供ビール”という飲料があります。特筆すべきは麒麟麦酒が「エスキモーに氷を売る」「はだしの原住民に靴を売る」という発想で既存のマーケットを開拓したことです。かって紀伊国屋文左衛門が江戸でみかんを売って紀伊国屋の財の基盤を作ったことが逸話として残っています。彼は江戸までの冬の海峡が天候不順で誰も船を出さなかったのをチャンスと受け止めて死を覚悟で白装束で航海したそうです。もちろんしけに備えて万全の体制で実行したのです。湯飲みにぬるいお茶が残っていたら熱いお茶をどうして飲みますか?答えは古いお茶をすてて熱いお茶を入れるのです。古いお茶は自身のマンネリや会社の悪しき慣習などです。合理的にスピードが要求されるこのご時勢、スーパードライという商品に甘えているときではないように思います。
又平会は第一水曜日に関西のOBが参集します。粟井氏が商売を始めて以来20数年の歴史があります。年に数回、現役社員様もアテンダントにこられます。いえば戦友会です。話を欹てて聴いていると”老人会”と変わりません。お互いが人の話を聴いていません。月に一度の敬老会・お楽しみ会です。これも当人達にとっては好しなのでしょうが、アサヒを語るなら生涯現役の心意気でその職を辞してもアサヒの将来を憂えて欲しいと思うのです。また、地獄を見るかもしれないアサヒビールに”渇!”
店前で
女性陣は最古参の現役社員さんです。
又平ガイド 〠553-0003大阪市福島区福島1-7-21 浄正橋交差点南東角  06-6458-5670 阪神電車福島駅 JR環状線福島駅 JR東西線・新福島駅下車 スーパードライの生は格別! 酒類・ソフトドリンクはすべてアサヒ系列 おすすめ 冷凍モノですが鯨ベーコン・さえずり・鯨肉のさしみが格安です。鯨の大和煮缶詰 鯨肉の串カツ(私は食パン持参でカツサンドで頂いています)烏賊げそのてんぷらなど。ここの焼酎をボトルキープしている常連さん¥150ほどのアテで帰っても店主は嫌な顔していません。なんかスゴイ!

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