
たいていの土曜日は朝、細君と今津にあるスーパーマルナカに野菜の朝市に出掛けどっさりと買出しです。午前中は家事の手伝いとバイクのメンテナンスで終わり、午後からは一週間のまとめや来週のスケジュールを組んだりしてオフ日です。細君がコーラスの合唱指導に出掛けるので夕飯は私が作ります。今夕のメニューはペペロンチーノ調きのこ類たっぷり和風リングイーネです。サラダも作りました。夕方、神戸の高校生が新型ウィルス感染のニュースが伝わって明日予定していた芦屋市園遊会中止や公共の施設が一時閉鎖になったことを話題にしながら食卓を囲みました。
食前酒はもちろんスーパードライですが、ウヰスキーも好んで飲みます。最初はロックで。仕上げはウヰルキンソン炭酸水でハイボールです。ニッカもウヰルキンソンもアサヒビールのグループ会社の製品です。ニッカは元々、大日本果汁という会社で創業者竹鶴政孝が寿屋(現在のサントリー)を辞して北海道余市で製造したウィスキーが、熟成出荷できる間の資金源獲得に余市のりんごを農家から買い上げて日果林檎ジュースを発売したことに社名は由来します。リンゴ以外にも、余市契約農家で栽培される日本最北端サクランボは毎年たのしみな果実ですが最近、不作が続いて口にすることが出来ないのが残念です。
ウヰルキンソン炭酸水もしかりクリフォード・ウィルキンソンが兵庫県有馬で鉱泉を狩猟中に発見しウヰルキンソン・タンサン鉱泉株式会社を設立。以後、アメリカ合衆国のゼネラルフード・コーポレーションと提携し、「バヤリース」の発売。1983年にアサヒビールが商標権・販売権・製造権を得て現在に至っています。私が幼少の頃、バヤリースはとても高価な飲み物でした。アメリカからやってきた人気テレビ番組で「ローハイド」「ララミー牧場」は睡魔と闘いながら見ていました。番組中にチンパンジーがコミカルな演技で「バヤリース」のCMをしているのを覚えています。
社会人になった私の時代、ウィスキーはサラリーマンの出世酒といわれました。トリスから白札、角瓶、オールド、リザーブ、ローヤルなど年収や役職で飲む銘柄が棲み分けされていました。酒税の改正で輸入のスコッチも国産も焼酎などと変わらない価格になって需要が減ってきています。ウィスキーの持っていたステータスは接待で利用する社交場や社内の飲み会などからずいぶん威力を失っているような気がします。あのウィスキーが飲めるという目当ては今時じゃないのでしょう。
アサヒのワインも美味しいです。
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