2009年6月18日木曜日

阪急三番街

  
1970年代の高校生・三種の神器
「川がっ♫流れてっる♩三番街♬」や「こんにちは~♪こんにちは~♪こちらは阪急三番街♬」とか「ボンジュール!阪急三番街!」というキャッチコピーもありました。阪急三番街は大阪阪急梅田駅に展開する大規模なショッピングマートです。今年で40年を迎えるそうです。関西で最初に駅ターミナルをショッピングセンターとして開発され話題が多かったことも覚えています。 1階の紀伊國屋書店前の大型液晶テレビのビッグビジョンがあるフロアは待ち合わせ場所で有名です。

私が高校生の頃、大阪千里で万博を控えた1969年11月30日、現在の阪急梅田駅の拡張移築とともに開業したように記憶があります。 前の阪急梅田駅は阪急百貨店と隣接して1階にあり、改札を通れば大阪地下鉄や阪神梅田駅もすぐ近くにありました。改装後、関西初のムーヴィングウォークと言う「歩く歩道(エスカレーターを平面にしたもので床はゴム製ベルトでした)」も話題になりました。今は3階が駅のプラットホームでその下、地上2階から地下2階に渡り、さらに一階部分で間を通る道路を挟み南北に分かれています。1990年春に開業20周年と花博開催に準じての改装が行われたと思います。 フロア毎にテーマ別に名前が付けられそれぞれ多数のおしゃれなお店が約300店舗とも言われています。有馬行きや空港・各都市へのバスターミナルもあります。かつては映画館もありました。

開業当初から東京の紀伊國屋書店が出店。大規模な本屋さんにビックリしたものでした。高校の先輩OBが地下2階の人口の川が流れている飲食店街で日世のソフトクリームショップを始められてよく通いました。当時はワニの刺繍が入ったフランス・ラコステ社製のポロシャツを着ることが高校生の間で大流行。ここで他高校生といさかいがよく起きる場所とも知られていました。マジソンスクエアガーデンのビニールバッグやカチカチと音が凄まじいアメリカンクラッカーなんかも流行っていた記憶があります。女子高校生のヘアースタイルはお決まり「マッシュルームカット」3階には阪急17番街(阪急ターミナルビル)があって、さらに高級なお店が購買意欲を掻き立てています。

名前の由来は開業当初、大阪市北区小深町3番地からで、今は北区芝田1-1-3です。まもなく7月にはバーゲンが始まります。関西で一番早いバーゲンセールとも言われています。バーゲンセールをいつも成功裏に収めているのはバーゲン・アンコールと切れ目の無いマーケティング戦略で消費者を飽きさせない仕組みで展開しています。舞台裏で広告代理店や印刷会社の血の滲むような企画があるのでしょう。新聞・テレビ・交通広告や街頭でのうちわ配布は夏の風物詩です。阪急電車に乗れば皆がキャンペーンのうちわを持っている珍現象が起きます。

クロード・チアリ(旧名・通名:Claude Ciari 戸籍名:智有 蔵上人(ちあり くろうど)フランス出身のギタリストが流暢な関西弁でFM大阪の「ボンジュール・阪急三番街!」という帯番組を持っていたのも懐かしい。余談ですが刑事ドラマ「特捜最前線」のエンディング「私だけの十字架」を歌うのはファウスト・チリアーノでイタリア出身のナポリターナ歌手。よくクロード・チアリと間違えますがまったくの別人です。

本日の読書:1/419冊目 堺屋太一著 豊国論 ネスコ

1 件のコメント:

  1. 私は三番街で宝塚歌劇のすぐそばにあるCheckが出店してくれて、今で言うカフェレストランで宝塚の雰囲気を味わい中村屋のチキンカレーを食するのが楽しみでした。「北斗」という北海道ラーメン屋さんも好きでした。

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