電車通勤をすると朝、珍しい人物と遭遇します。阪神本線の野田阪神駅前バス停ロータリーには名物おばあさんが独り言の演説をしています。演説は1時間と決めているそうです。地下鉄千日前線・野田阪神駅にも名物おじさんが登場します。
小奇麗にした作業服を着て、大阪地下鉄の全線パス定期¥15,900を使って新聞や雑誌を回収しているホームレスおじさんに話を聴きました。日本経済新聞なら¥50週刊誌なら発売直後の定価¥300を¥100で本町界隈やビジネスマンが多い駅の路上で販売するそうです。ビジネス雑誌なら更に単価がアップするそうです。これが意外と好評だと言います。あと漫画や雑誌を置いている喫茶店にも販売するそうです。熱いのも寒いのも地下鉄なら避けられて一ヶ月十分な実入りがあるそうです。
彼の前職は有名企業のマーケティング担当部長だったそうです。会社が倒産して独身だったので家を引き払ってアパートを借りて、この生活を3年ほど続けているそうです。地下鉄全線を各駅に降り回収箱から雑誌や新聞紙を取り出す生活は世の中の流れが分かると言います。「今は本当に不景気やね!自分に投資を出来る人が少ないようです。」とぽつり。ほとんどライバルがいないので稼ぎは安定しているそうで大卒の初任給程度は稼げるそうです。
本日の読書:1/411冊目「歴史からの発想」堺屋太一著 プレジデント社
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